JBC Operators

開催に向けて、症例を公開中!Bifurcatorたちはどのような戦略で分岐部病変の治療を行うのでしょうか。

OCTガイド×
名越 良治先生(大阪府済生会中津病院)
OCTガイド×
名越 良治先生
(大阪府済生会中津病院)
※画像クリックで拡大します。
※画像クリックで拡大します。
療戦略
アンギオ画像およびiFRのプルバックカーブから、ターゲットは#6 stent前後の高度石灰化を伴った狭窄病変であり、ロータブレーターを含めたしっかりとしたlesion preparationが重要な病変と考えられます。そのため、ガイディングカテーテルは7FrのSPBやEBUなどのバックアップタイプ、アプローチサイトは可能なら橈骨動脈、難しいようであれば大腿動脈からアプローチしたいと思います。
まずOCTを撮像し、石灰化の程度を観察の上、lesion preparationの方法を決定する予定です。Rotablationを行うなら、Burr sizeは1.75-2mmを使用、stentが病変前後で介在していますので、OASは使用しないと思います。
狭窄部位はいずれも、stent edge restenosisの範疇に入りますので、最低限の解離のみでlesion preparationがしっかりと出来るようであれば、DCBで終了でも良いと思います。ステント留置が必要であれば、遠位部は対角枝にprotect wireをcrossの上(場合によってはreverse wire techniqueを使用します)、Jailed balloonなどのJailed techniqueを行った上でステント留置を、近位部に関しては、#6justの病変がLMから続く病変ですので、LM-LADにcross-over stentingを行い、3D-OCTによってガイドワイヤーリクロスを評価の上、LADとLCxのFKBI(角度が急峻ですので、Jailed strutのパターン次第ではPBED)で手技終了する予定です。
以上が現時点での私の治療戦略となります。座長、コメンテーターおよびご視聴頂いている先生方に、ご意見・ご指導を賜れますと幸いです。

【配信時間】9:00 - 10:30
TAVI後のPCI×
山脇 理弘先生(済生会横浜市東部病院)
TAVI後のPCI×
山脇 理弘先生
(済生会横浜市東部病院)
※画像クリックで拡大します。
※画像クリックで拡大します。
療戦略
4年程前にTAVIを受けている80歳代の透析患者さんで、「石灰化を伴うLMT bifurcationとLAD tandem lesion」です。TAVI前の造影に比較して、LMT distal~LAD ostialへの石灰化病変が著明に進行しており、灌流域の大きいD分岐後にも、iFRスカウトにて、step upを認めます。特にCTではLAD心筋側に著明な石灰化がLMT distalからLAD、さらにはD、LCX方向へ、Diffuseに分布しています。「PCI after TAVI」ということで、SapienのフレームがLMT入口部前に存在していますので、もしBiplaneシステムが使用できれば、En face viewも用いて、Commissure Tabの確認と、同軸性が保てるSapienのセルを選択するか、STJとSapienフレームの隙間からアクセスするか、EBU 3.5 7Frが同軸にエンゲージ可能か、まずは試してみます。Imagingは、IVUSを使用したく思いますが、石灰化の厚さとwire recrossing pointの同定にはOFDIを使用したく思います。術前アンギオから、LAD方向にRota、LMT-LADへサイズアップ➡scoring balloon➡LMT-LADへcrossover stent +POT + LCXとfinal KBTと思いますが、特にLCXとD1の入口部の石灰化とプラーク性状により、最終的なstent留置は変ってくると思います。最終的な治療戦略はImaging次第かと思います。

【配信時間】11:00 - 12:30
デバルキング×
川瀬 世史明先生(岐阜ハートセンター)
デバルキング×
川瀬 世史明先生
(岐阜ハートセンター)
※画像クリックで拡大します。
※画像クリックで拡大します。
療戦略
狭窄度的には、高度であり、MRIでも虚血が示されているとのことで、治療前のphysiological assessmentはなしで良いと思います。
LCXにワイヤークロス後、直接IVUS施行か、1.5mmのノンコンバルーンにてバルーニング後にIVUS施行します。
IVUSや1.5mmのノンコンバルーンが不通過であった場合は、Rotablator 1.25mm or 1.5mmのバーにてデバルキングする予定です。IVUSが通過して、病変性状が好ましければ、Diamondbackを施行しようと思います。その後に、OMとLCXでkissing balloonを施行後に、OM jailed balloonでLCXにstent留置予定です。OMがTIMI IIIであればkissing balloonは施行しない予定です。

【配信時間】13:50 - 15:20
Physiology guided PCI×
松尾 仁司先生(岐阜ハートセンター)
Physiology guided PCI×
松尾 仁司先生
(岐阜ハートセンター)
※画像クリックで拡大します。
※画像クリックで拡大します。
療戦略
80歳代男性で回旋枝入口部の高度狭窄と左前下行枝近位部の中等度狭窄に対するPCIです。
本症例の治療戦略のカギは
1. 慢性心房細動でhigh bleeding risk 症例であること(Watchman留置)。
2. 灌流領域が広い高位側壁枝との3分岐病変であること。
この2点につきます。

可能な限りLong DAPTが必要となるような複雑なstentingは避けたいと考えます。Stentless治療を目指したいと思います。
この観点からすると
1. 回旋枝入口部のDCA(CARINAの対側を中心とするdebulking)
2. LAD入口部に関してもIVUS所見からdebulking+/- cutting balloon
3. 最後にalternative DEBで終了。

【配信時間】15:20 - 16:50